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COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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船で取材先に向かう

2016.03.08


 船が到着し、桟橋から待合室に向かうと、
 取材先企業の支援者である、専門家の方がお出迎えくださいました。
 こういう場所での待ち合わせ、ちょっと非日常感があっていいですね。

 船といっても、離島に行ったのではありません。行先は門司港です。

 本州と九州の境目となる関門海峡を山口側の下関から福岡側の門司に渡る方法は、

  ・車で関門橋
  ・新幹線(新下関-小倉)
  ・鉄道(下関-門司)
  ・歩く(海の下を歩きます)
などですが、目的地に門司港が含まれるなら、船という選択肢があるのです。

 それが、今回利用した関門連絡船です。運営するのは関門汽船。

 たった5分で関門海峡を渡れます。 1時間に3本あり、待ち時間も少ないです。

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 下関側は唐戸港です。
 下関駅から唐戸まではバスが出ています。幹線なので本数はたくさんありますよ。

 対岸には門司港が見えます。
 運賃は400円。切符売り場兼待合室にはお手洗いもあります。

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 同じ桟橋からは巌流島行きが出ています。一度巌流島を見学してから門司に行くのも可能。3地点を結ぶ船を自由に乗り降りできるトライアングルフリーパスもあります。

 さて、乗ります。

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その日は曇り空でちょっと風がきつく揺れもかなりありました。

 それでも、関門橋や他の船を見ながらの5分は「行くぞ九州!」感が高まります。
 
 門司港側は降りたところがのメイン観光地なので、移動も観光も便利です。

 今回利用していいなと思ったのは、山口県と福岡県の県境でありながら、「関門海峡地域」として積極的に観光案内をしているところ。
 共通のパンフレットやクーポンがあり、周遊してもらえるよう案内が充実しています。

 観光は、どうしても県単位、市単位、観光協会の範囲内でのPRになりがちです。 以前、ある地域プロジェクトで、「観光協会は広域連携に消極的」との意見を聞いたこともあります。同じ市内でも、空港から市内へのバスが2社運行なので別々の時刻表というところもあったっけ…。

 旅行者にとっては少ない手間で、その地域の情報や移動の方法がわかるとうれしい。

 県どうし、隣接する市町村どうし、市内の観光業どうしが顧客視点で連携し、観光情報を充実させたいものですね。
 
 「お隣」と仲がよいですか? 顧客目線で仲良くしましょう。