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本音トーク&ウルウル 中企庁の「プラスITフェア」にて

COMPASS 編集長 石原由美子 プラスITフェア

2017.03.05


楽しいひと時でした。

3月3日は中小企業庁のイベント「プラスITフェア」にて、オープニングステージの基調講演を担当させていただきました。

総来場数3000人を予定するイベントとのことで、いったいどんな感じなのだろうと思っていましたが、スタッフのみなさんの緻密な動きによる本格的な運営と、会場となったベルサール日本橋の大きなステージの開放感で、開幕感とテンションがぐんぐん上がりました。

スクリーンが大きく投影の精度も高いので、「文字や写真が見えないかも」という心配もありません。

講演のお話をいただいたのはつい最近のことで、私でいいのかしらん?と遠慮しつつ、 「中小企業の代表として」「普段から発信していることを改めて言葉にするチャンス!」と やらせていただくことに。

オープニングは中川俊直経済産業大臣政務官の開会宣言 → NTTデータ岩本敏男社長の来賓あいさつ、その次が私。

皆さんのご期待通り(?)、フォーマルな雰囲気を一変させる、等身大のぶっちゃけトークとなりました。
お声がけいただいた中企庁のご担当者さんが、「一般のユーザー企業向け、利用向けの視点で」と背中をしてくださったので、その通りに、

 今、を概観し、中小企業にとってのIT、経営者の本音ベースでの事例紹介、ITベンダーとの付き合い方…などなど をCOMPASSの視点にて、

おしゃべり調でご紹介させていただきました。

中小企業向けのイベントといいつつ、オープニングセレモニーを兼ねているので、関係者やITベンダーさんも多いはず。
「そんなこと知ってるよ」という冷ややかな目線もあるだろう、と心の準備はしていましたが、ちょうど一番前の席に、要所でうなずいてくれたり、笑ってくれたり、リアクション豊かな紳士を発見。その方を発端に、好意的な来場者の方々の雰囲気を吸収して、ノリもUP。あっという間の30分でした。

講演後、中企庁の方に「イベントの趣旨、メッセージが伝わり良かったです」と声をかけていただきました。
別の来賓の方は「面白かった」と。。。(あらま。お、も、し、ろ、い という言葉選びが、さすがです(^_^;) )
「ほめて育てる」精神の皆様の対応にひとまずホッと一息。
至らぬところ、反省点は多々ありましたので、改善&伝える力磨きを行ってまいります。

私は講演を拝聴するときなど、あれこれ考えながら観察的に見てしまうときがあります。
もしかすると講演者に「この人、つまらないのかな?」というあらぬ負担をかけていたかもしれないと気がつきました。
居合わせた一人として自然なリアクションを返すことって、良い場づくりになるんですね。

貴重な経験をさせていただいたことにあらためて感謝いたします。

 

そして、講演後の控室では、グッとくる出会いが。

午後のプログラム「業種別 導入体験インタビュー」に登壇された、千葉県の介護サービス・ミカタの渡辺賢二社長から、「大事に取って保管していたので、今日お見せしようと思って持ってきました」と声をかけていただきました。

ご持参くださったのは…

 

なんと、10年前のCOMPASS2007年秋号!
「松戸商工会議所でもらったのですが、これもご縁ですね。もっともっとたくさんの方に読んでほしいです」と。

渡辺賢二社長

介護サービスミカタ・渡辺賢二社長

 

10年前の本をとっておいてくださり、その9年後となる昨年、取材に伺うことになるとは。
私、思わず、ウルウル…。渡辺社長、ありがとうございました!

このときの特集は、「続く誇り、続ける道理」と題して、事業継続をテーマにしていました。
10年でIT環境は大きく変わりましたが、経営の基本は変わりません。

これからも、共に前に進んでまいりましょう!