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【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(第2回)

【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(イクスブレイン 大澤貴行氏)

2016.06.16


第2回 コンセプトの確立

中小企業がネットプロモーションで成功し、ライバルに勝つために必要な3つのポイントは

  1. ライバルの調査
  2. コンセプトの確立
  3. ライバルよりも努力する

でした。そのうち悩みが多い、「2. コンセプトの確立」について考えていきましょう。

コンセプトとは?

そもそもコンセプトとはなんでしょうか。

コンセプトとは、誰に向けたお店なのか、どんな特徴があるのか、どんな強みがあるのか、どんな歴史があるのか、など、「どんなお店なのか」をわかりやすく表現したものです。

とくに大事なのは、次の2点です。

  • ターゲット
  • セールスポイント

わかりやすく表現された例を紹介します。

ターゲット

想定する顧客層、どんなお客さんを増やしたいのかです。

「30代の小さな子どもが2人いる専業主婦」や「60代の定年間近の男性」など、なるべく具体的に想定します。

セールスポイント

ターゲットに対して重点的に伝えたいお店のアピールポイントです。

コンセプトをわかりやすく表現する例

お店のこだわりや主力商品、ライバルに勝っている点など、をできるだけ細かく具体的に決めましょう。

このとき大事なのは、

  • ターゲットが求めているセールスポイントを打ち出せるか、
  • そのセールスポイントをターゲットが魅力的に思うか

です。

ターゲットが求めている欲求、要求、需要のことをニーズといいます。

ニーズがつかみにくい場合は、ターゲットに近い友人や常連客に話を聞いたり、ライバル店舗の顧客をリサーチしたりすることで、具体化させます。

また、日頃から顧客に接している従業員が本当の顧客のニーズを知っていることもあります。

明確なコンセプト例

コンセプトが明確になった例を紹介します。

「地産地消の野菜を使った料理が主力のメニューで、新鮮な野菜を食べたい20代30代の女性が多く来店している、最近駅前にオープンしたカフェ」

「バリアフリーのリフォームと地元密着のきめ細かなアフターサポートに自信があり、大手ではなく地元の会社に依頼したい高齢者の方向けの創業30年の工務店」

コンセプトが整理できたら、ホームページでセールスポイントを的確に表現していきます。

うまく表現できている例として、浜松の「着付けスタジオ 華」を紹介します。

和装の結婚式の写真撮影のお得なセットプランや結婚式場に使える神社の紹介など、セールスポイントがわかりやすくまとまっています。

著者紹介

イクスブレイン 大澤貴行氏イクスブレイン 大澤貴行氏

現GMOクラウド株式会社にてホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者として活躍後、独立。
商工会議所におけるICT活用推進やセミナー講師をはじめ、全国で支援活動を展開。

 

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